

凍傷は低温により体の組織が凍ってしまう寒冷障害で細胞が破壊され、寒さで血管が収縮する為、凍傷部の周辺組織自体は凍っていなくても血流量が減少するために障害が生じます。
他に寒さの影響で血管内に血栓が生じて血流が阻害され、組織が壊死する事もあります。
また凍結した組織が温められると、毒素が血流に放出され、不整脈を起こす場合もあります。
凍傷の症状の重症度は気温の低さと寒さにさらされている時間で決定し、手足や顔は最も凍傷になりやすいです。
凍傷の症状は浅い凍傷では感覚のない白斑が生じ温めるとはがれますが、やや深い凍傷では水疱と腫れがみられます。
より深い凍傷では手足の感覚がなくなり、手足が灰色で軟らかくなる湿性壊疽がみられ、進行すると壊死した手足の切断が必要になる場合があります。
凍傷の症状も火傷のように4段階に分類され、Ⅰ度では表皮が凍傷する紅斑性凍傷で、赤く腫れて痒みがあり、温めると灼熱感が増しますが数日で完治します。
Ⅱ度では表皮よりも深い真皮にまで及ぶ水疱性の凍傷の症状で、患部に水泡が生じ、温めると激しい灼熱感とともに充血し、植皮は必要ありませんが病院での治療が必要になります。
Ⅲ度では皮下組織全域に及ぶ壊死性の凍傷が起き、皮膚が暗黒色になって感覚がなくなり、皮膚の再生は期待できない為植皮が必要となります。
Ⅳ度では皮下組織の更に下の骨や筋組織にまで懐死性の凍傷が起こり、患部がミイラ化して脱落したり、懐死部分の切除が必要になります。
凍傷患者は低体温症も起こしている可能性があるため、まずは体を温めて、患部を適温の湯(38?40℃)に浸します。
温めると患部に強い痛みが生じるので必要に応じて鎮痛薬の投与を行います。水疱が出来ている場合はなるべく潰さないようにし、万が一つぶれた場合には抗生物質で保護します。
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