やけど(火傷)に注意

やけど(火傷)の二次感染

肥厚性瘢痕

瘢痕とは火傷の後等にみられる傷痕のことで、傷痕が残るかどうかは、傷の深さ、大きさ、傷口の細菌感染の有無等によります。

日焼けやⅠ~Ⅱ度程度の火傷であれば、皮膚の再生でほとんど痕は目立たなくなりますが、重度の火傷の場合は肉芽組織が形成されて傷痕にかゆみや痛みが現れ、痕が残る事があります。

肥厚性瘢痕は特に傷の治りが悪い時にみられ、傷が塞がっても、新しい皮膚から隆起して赤く腫れてかゆみや痛みの症状が起こります。

肥厚性瘢痕は症状がケロイドと似ていますが、傷の範囲内に肉芽組織が形成され傷の周囲の健康な皮膚は侵されないのが肥厚性瘢痕で、傷の周囲の健康な皮膚にも影響があるのがケロイドです。

肥厚性瘢痕は皮膚が再生して出来た新しい皮膚を押し拡げるようにして大きくなります。

肥厚性瘢痕は急激に盛り上がって基部にくびれがあり、赤みがある間は瘢痕が大きくなる可能性があります。傷が治ったあと2~3カ月以内に発症し、瘢痕が急速に成長してかゆみを伴いますが、半年から数年たつと小さくなって平らになります。

治療は時間をかけて経過観察をする事が重要で、局所の圧迫や運動を抑制しできるだけ安静を保つことが、肥厚性瘢痕の発生を抑えて瘢痕を鎮める事になります。

それでも改善されないものや、なるべくきれいに傷痕を治したい場合には手術治療を行いますが、跡形無く傷跡を消す事は出来ないので、その効果や限界について事前に調べてから治療を行う事が必要です。

肥厚性瘢痕は単に病変部を切除しただけでは再発してさらに大きくなってしまいますが、局所に生じる張力や刺激を減らしたり、張力の作用する方向を変えることで再発を防ぐことができます。

スポンサードリンク