

火傷は熱傷ともいい火傷の症状の重症度は、傷害の範囲の広さと傷害の深さによって判断され範囲が広く深い程重症と判断されます。
火傷は適切な処置がとられないと、重度の場合は命に関わることもあります。
火傷の深さは温度と時間に比例し、この為カイロ等の低温のモノであっても長時間温源に接触している事で、火傷が深く重症になる事があります。
火傷の症状はⅠ度、Ⅱa度、Ⅱb 度、Ⅲ度と4段階に分けられており、それぞれ症状や経過、治療方法が異なります。
Ⅰ度(EB:epidermal burn)は最も症状が軽く、普段日常生活で起こる火傷のほとんどになります。皮膚の表皮あるいは角質層が発赤や紅斑、熱感によるひりひりとした痛みがあり、赤くなって一時的に色素沈着を起こしますが、十分に冷やせばすぐに回復します。冷やすか軟膏を塗ることで数日から長くても1週間でよくなります。
Ⅱa度(SDB:superficial dermal burn)は表皮や角質層、また真皮の浅い層である基底層まで火傷の症状がある時で、Ⅰ度やや強い痛みを伴う灼熱感を感じ、患部が赤くなって24時間以内に水泡形成し、上皮化(皮膚の再生)後に色素沈着を起こしますが時間がたてば消える事が多いですが、ケアの仕方が悪いと痕が残る場合があります。
Ⅱb 度(DDB:deep dermal burn)は表皮から真皮の深い層である乳頭層や乳頭下層まで被害がある場合で、症状はほとんどⅡa度と同じですが、水膨れが出来た後に下の皮膚が白くなり、上皮化後に痕が残りやすいです。Ⅱa度同様に十分に冷やして軟膏を塗って患部を湿潤環境で保護し、上皮化を待ちますが、患部の範囲が広く重症な場合や特に間接部位の火傷は植皮が必要になる事もあります。
Ⅲ度(DB:deep burn)は皮膚全層が損傷を受け、症状が重すぎて無痛状態で感覚もありません。皮膚細胞は壊死している事が多く、皮膚が焦げて白く炭化している事や、黒くなって乾燥した状態の皮膚になり、毛も抜けます。Ⅲでは壊死した部分は再生しないので壊死組織を取り除くデブリードマンを十分に行い、植皮が必要です。
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