

温熱熱傷は高い温度の液体や、固体に皮膚が一定時間以上接する事で皮膚や粘膜が損傷を受け火傷になります。
温熱熱傷は火傷の原因の中で最も多くみられ、日常生活で熱い飲み物や食べ物、炊飯器やヤカンの蒸気、ストーブやアイロン等の温源に誤って触れたり接触した場合や、炎やガスの爆発などによる火傷も温熱熱傷が原因となります。
人間の皮膚は45℃以上の温度で変性し火傷になりますが、人間の皮膚は角質層に覆われているので45℃の物が皮膚に接触しても即火傷になる訳ではありませんが、70℃以上の物が皮膚に接触すると一瞬で火傷になります。
また40~55℃程度の低温に長時間接触することで起こる火傷を低温熱傷と言います。
温熱熱傷による損傷の多くは皮膚に生じ火傷になりますが、重症の場合には火傷が皮膚の表面だけでなく脂肪や筋肉、骨にまで達してしまう場合もあります。
火傷によって皮膚が損傷を受け皮膚が破れない限りは、火傷は出血する事のない疾患ですが、皮膚に赤い炎症や、水膨れが出来ます。
火傷によって組織が傷つくと、損傷した部分の血管から体液が漏れて腫れや痛みが生じ、損傷した皮膚や粘膜は、微生物の侵入を防御する事ができないため感染症を起こしやすくなります。
火傷によって凝固した組織の周りは、血小板が凝集して血管が狭窄して組織が充血し、炎症を起こします。
正常表皮のバリアが損傷すると細菌の侵入を防ぐものがなく、体液の蒸発を許すことになり、損傷した組織が水膨れになって体液がぬけて体は脱水状態になる事もあります。
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