

高温の蒸気や空気等の高温の熱や、スス等の煙を吸い込んでしまった場合、気管や気道等の呼吸器官系の火傷で、傷害を受ける部位は咽頭や喉頭浮腫が主体の上気道型と、気管や気管支が傷害を受ける気管・気管支型、また肺炎が主体の末梢型の3つに分類されますが、後者の2つは区別が困難とされています。
上気道型の気道熱傷は、気道内部が腫れてしまい呼吸が困難になることがあり、さらに火傷の患部が軌道である為外見からは判断がしにくくに処置が遅れてしまうことがあります。
気道熱傷になっているかの判断基準の一つは、口や鼻の中にススがついているかどうかで判断することができます。
上気道型の気道熱傷は、咽頭・喉頭浮腫による上気道の閉塞が起こりやすく、最悪の場合は気管支の癒着等が原因の窒息による呼吸停止が生じる事がるため、24時間以内はとくに注意が必要です。
火事などにより室内や車内などの閉鎖された空間で火災による熱気や煙を吸入した場合には皮膚熱傷の有無にかかわらず、気道熱傷になっている可能性が極めて高く、一酸化炭素中毒の合併にも注意する必要があり、意識障害が現れることもあります。
一酸化炭素中毒は、一酸化単素の過剰摂取による呼吸困難が起こり、火傷の被害とは直接関係ありませんが、家事の際に死亡する原因の一つです。
口や鼻の周囲に熱傷がある場合や、鼻毛が焦げている時は気道熱傷があると考えられ、すすの混じった痰、しわがれ声、喘鳴などがある場合は、気道熱傷の存在は確定的ですぐに医師の診察を受けるましょう。
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