

放射線を浴びることで起こる放射線皮膚障害の症状は、通常の火傷に似ていますが、放射線は肌の表面だけでなく、肌の内部にまで入りこみ、火傷が深くなってしまう可能性があります。
放射線皮膚障害とは、放射線の被ばくにより、皮膚が脱毛、紅班、色素沈着、びらんが生じます。
これらは傷害4段階で傷害の強さが異なり、Ⅰ度では一過性の脱毛や、紅班が生じ、Ⅱ度では2週刊で生じ、しばらくすると落屑が生じます。
Ⅲ度は紅班だけでなく水膨れが生じて、Ⅳ度では紅班、水膨れ、びらんだけでなく、潰瘍も生じると言われています。これらは、高線量の放射線を浴びた事で、皮膚を構成する細胞や血管が傷害され、熱傷に類似した症状がみられます。
日焼けは火傷であると別の項で言いましたが、日焼けの原因は太陽光線の紫外線なによるものなので、日焼けは放射線熱傷であるという事が出来ます。日焼けは紫外線に被ばくしている事とおなじです。
放射線被爆というと原子力発電所の事故が思い浮かび、日常生活には無縁と思われがちですが紫外線や、鉱物等から被爆し日本人は年間で平均2.4mSVの放射線を被ばくしています。
ただし、放射線熱傷や、その他放射線皮膚障害が現れるのは200以上の被爆を受けた時なので、放射線熱傷の症例は日焼け以外はほとんど見る事はありません。
多量の放射線は有害ですが、少量の放射線は人体に必要であると言われています。
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